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自分では子育てや勉強をやらず、 ただ夢だけを追って行く母

(写真=PIXTA)

年中の子供を持つお母様からのご相談の電話がありました。

お母様からのご相談

幼稚園、小学校とIQ重視の一貫校ですが、成績次第では推薦をしてもらえない付属の幼稚園に通わせています。
成績が芳しくなく、このままでは推薦してもらえないのではないか?と不安を抱えています。
ひとみ幼児教室では個別指導はしてもらえますか?
またどうせ、受験するなら、早稲田や成蹊も受けたいけれど、いつから通えば間に合いますか?
あくまでも推薦してもらえる学校が第1希望ですが、教室で指導してもらい可能性が広がるのであれば確認したいです。

勉強が嫌いな子を勉強しかさせない学校に行くことは幸せ?

  私は第1希望の学校と早稲田、成蹊の学校の違いを説明し、試験内容の違いも説明しました。

  またレベル的にも第1希望の学校は早稲田や成蹊の滑り止め校である事も説明しました。

お子さんが第1希望の学校に合っていて、どうしても入れたいならば、他の学校、しかもずっとレベルの高い学校を考えるのは虻蜂取らずになってしまうと話しました。

  勉強が嫌いな子が勉強しかさせない学校に行く事が幸せなのか?子供に合っていると言えるのか?考えて欲しいと伝えました。

  お母さんがお子さんが生まれた時に、喧嘩しながらでも勉強させよう!と思いましたか?幸せになって欲しいと願ったと思います。みんなが進むけれど、うちはどうなんだろう?と立ち止まり、考える勇気が持てないと、子供を潰してしまいます。

お母さんご自身が育児と向き合うこと

  お母さんは自分の子は第1希望の学校に合っていると思うけれど、家で母の言う事は聞かないので、教室で教えてもらいたいと言いました。

  お母さんが育児や勉強を外部に発注している限り、その子の成績は上がらないし、中学受験をしなくてはならない第1希望の学校に入れると後が大変である事も伝えました。

  今までは言う事を聞かなくても、仕方ないと許して来たのだから、今聞かないからと、他人に委ねるのは間違っている。まずはお母さんが変わらなければ、何にもならない。

受験は育児と向き合い、自分の考えを改める事から始まるのだと説明しました。

余裕で入った学校に

  私の父が父兄に「学校はギリギリでやっと入った学校ではなく、余裕で入った学校に行かせなさい。いつも自分は出来ないと感じて生きるのは辛い。でも上位にいれば、いつも自信を持って生きていける。将来苦しい事があっても、自分なら出来る!と思える事、常に自分を肯定出来るのは大切だ」と話していたのを思い出しました。

子供を苦しめる学校を選ばないこと

小学校受験は親が決めてしまう受験です。子供を苦しめる学校は選ばないで下さい。勉強が嫌いなら、勉強が好きになるような学校に入れてあげて下さい。

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(かがやく子どもたち編集部)